駅から伸びる商店街と旧街道の交差点近く、
三角屋根型のモダンな窓枠が目印の吉沢理美容館。
通りのウィンドウからは店内の様子がいつもよく見える。

開店は明治34年、今年で創業119年の老舗理美容室。代表の吉澤哲郎さん(77歳)の祖父が同市内で開店し、吉澤さんは3代目にあたる。
吉澤さんの後を継ぐのは長男の晃一さん(理容師)次男の益暢さん(美容師)、益暢さんの奥様も美容師という理美容一家。ファミリーでヘアケア、ボディケアからネイルケアまでトータルで営業展開している。

表通りに面した大きなウィンドウはいつもまちに開いていて、通りすがりに立ち寄る子供やお年寄り、おしゃべりやお茶をしにくる常連さんがいたりと、ご近所のサロン的存在だ。
その中で毎日顔を出してくれる子がいるという。いつもは1000円カットで髪を切っているけれど、いつかこのお店で髪をカットするのが夢だそうだ。
モットーの「地域社会と共に発展・繁栄することを旨とする」の通り、地域に寄り添うまちのサロンだ。
吉沢理美容館
大町市大町下仲町2567
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